言語に関する記事

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ことばについて、主に言語学的な視点から。

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使用できる言語に「手話」という選択肢を入れてしまっている東京五輪ボランティア募集ページの問題点

2020年の東京オリンピック・パラリンピックのボランティア募集ページには、応募者の使用できる言語を記入するフォームがある。この中で「手話」が選択肢に含まれている。しかし、「手話」には「日本手話」や「アメリカ手話」などさまざまなものがあるため、どの言語を示しているかこの選択肢から分からず、問題がある。

平方が「一乗」と呼ばれていた頃

「平方」のことを今は「二乗」と呼ぶ。しかし、明治初期に出た西洋数学書の訳書に「平方」を「一乗」と呼んでいる例があった。これは、おそらく和算の用法をそのまま利用したものであろう。

1つの文言で2言語分を表す案内

“出口”と1回書くだけで日本語と中国語の両方を表すなど、1つの文言で2言語分を表している案内標識の例の紹介。日本での漢字が関わる例のほか、ヨーロッパでのラテン文字が関わる例も紹介。

「プーと大人になった僕」の構造的曖昧性

「プーと大人になった僕」というフレーズは、構造的曖昧性のために、さまざまな状況を表しうる。

アラブの言葉とローマの言葉が交わるとき

地中海の島国マルタの小さな標識が、アラブの言葉とローマの言葉が交わってできたマルタ語の特徴をうまく捉えている。

中国語の“特金会”とは

中国語のニュースで見られる“特金会”は、米国の特朗普(トランプ)大統領と北朝鮮の金(キム)国務委員長との会談のことを指す。会談する2名の名前から1字ずつ取る表現は他にも見られる。

約4000個の漢字が覚えられるという《中華字経》

《中華字経》という、4000字近くの漢字をほとんど1回ずつしか用いずに作った文章がある。この文章は中国語の漢字を色々と覚えるために作られたものである。

中国語の掲示物を出すときはちゃんとフォントを設定しよう

中国語の掲示物を出すときには、日本語のフォントと中国のフォントが混在することがないよう、中国語のフォントになるように明示的に指定すべきである。

日本で見かけたおかしな中国語

日本の街角で採集されたおかしな中国語の事例集。
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