日本語に関する記事
2025年
2020年

「無洗米」の意味解釈の難しさ
「無洗米」は「洗う必要がない米」という意味であるが、「事前に洗われて無い米」という意味で解釈する人がいる。このような誤解が生じるのは、「無洗米」の構造と意味が特殊なものであるせいかもしれない。

Unicode 13.0 で新しく収録された日本語の漢字
2020年3月にリリースされた Unicode 13.0 では、「日本で最も画数が多い字」とも呼ばれる「たいと」という漢字と宮沢賢治の詩の中に出てくる「鏡」を4つ組み合わせた漢字が収録された。また、Unicode 13.0 における部首の例示フォント変更についても触れる。
2018年
平方が「一乗」と呼ばれていた頃
「平方」のことを今は「二乗」と呼ぶ。しかし、明治初期に出た西洋数学書の訳書に「平方」を「一乗」と呼んでいる例があった。これは、おそらく和算の用法をそのまま利用したものであろう。

1つの文言で2言語分を表す案内
“出口”と1回書くだけで日本語と中国語の両方を表すなど、1つの文言で2言語分を表している案内標識の例の紹介。日本での漢字が関わる例のほか、ヨーロッパでのラテン文字が関わる例も紹介。

「プーと大人になった僕」の構造的曖昧性
「プーと大人になった僕」というフレーズは、構造的曖昧性のために、さまざまな状況を表しうる。

「曜日稼働」という言葉
ATMの営業時間を示すのに「曜日稼働」という言葉を使うことがある。この言葉は「祝日であったとしても曜日ごとの時間指定にしたがって営業する」を意味すると考えられる。

「宅急便」を中国語的に解釈すると
「宅急便」という日本語の言葉を中国語的に解釈すると思わぬ意味になるという笑い話。

「元旦」で1月1日全体を指すことは別に誤りというわけではない
「元旦」は1月1日の朝を指し、1月1日全体を指すわけでないという説がある。しかし、用例を見ると、「元旦」で1月1日全体を指すことが誤りだとは言い切れないように思われる。
2017年

「生」という字の色々な読み方を使って作った日本語の文
「生」という字にとても多くの読み方があることを利用して、1つの文の中に「生」の色々な読み方を埋め込んだ例。

私が本気で英文和訳をするときの方法
自分が英語の文章を日本語に訳すときに使う手順と、辞書・参考書についての説明。

平成29年(2017年)告示小学校学習指導要領における学年別漢字配当表の変更点
平成29年(2017年)告示の小学校学習指導要領では、学年別漢字配当表に変更が加えられる予定である。この新しい学年別漢字配当表が、今までのものとどう変わったかについて説明する。
なぜ“tidy data”を「整然データ」と訳したのか
“tidy data”に対する日本語訳として「整然データ」を当てて、「きちんとしたデータ」などの他の訳語を当てなかった理由についての説明。
2016年

「ジャージ」のアクセント
衣類の「ジャージ」の発音に当たっては、平板型アクセントの場合と頭高型アクセントの場合がある。

『新明解国語辞典』での接尾語「家」の説明と山田忠雄編集主幹
「足利家」や「織田家」といった表現で使われる「家」について、山田忠雄が編集主幹を務めた『新明解国語辞典』では「山田家」という用例を挙げていた。
『古語大鑑』の出版時期
日本語古語辞典『古語大鑑』の当初の刊行予定と現状についての説明。


