「いいい」という苗字

ロールプレイングゲームで勇者の名前に「ああああ」とつける例がある。これは名前を決めるのが面倒なので、五十音順で最初の文字を連ねただけなのであろう。現実にはとてもありえない名前だ。ドラゴンクエストシリーズでは、「ああああ」という名前をつけると命名神マリナンの怒りをかってしまうことすらあるぐらいの名前なのだ。
だが、「いいい」 ((歴史的仮名遣いにすると、「いひゐ」となって全て違う仮名で表されることになる。)) という苗字の人はいる。漢字で書けば「飯井」 ((「いい」、「めしい」と読む場合もある。)) になる。例えば、国立国会図書館の書誌情報では『販売戦に勝つために』という本の著者名が「飯井, 寅太郎 || イイイ, トラタロウ」と記されている。
「おおお」という地名
「おおお」という苗字は確認できなかったが、「おおお」と読む地名ならば存在する。高知県吾川郡仁淀川町に「大尾」 ((「大尾」という苗字は存在するが、これは「だいお」と読むのが通例らしい。)) という地名があり、これは「おおお」 ((歴史的仮名遣いにすると、「おほを」となって、全て違う仮名で表されることになる。)) と読むそうだ。