『ダメな統計学――悲惨なほど完全なる手引書』の翻訳出版 科学における統計の誤用について説明した『ダメな統計学――悲惨なほど完全なる手引書』という本の日本語版が翻訳され、出版されることになった。この翻訳書について、どういった内容であるか、どういった人におすすめであるかを紹介する。
整然データとは何か 整然データとは、1) 個々の変数が1つの列をなす、2) 個々の観測が1つの行をなす、3) 個々の観測の構成単位の類型が1つの表をなす、4) 個々の値が1つのセルをなす、という4つの条件を満たした表型のデータのことであり、構造と意味が合致するという特徴を持つ。R言語などを用いたデータ分析の際には非常に有用な概念である。
地方国立大の人文系などの縮小と地域間格差の拡大という問題 地方国立大で人文系などを縮小すると、その大学のある地域で高度な専門家にアクセスしにくくなるというデメリットが生じる。このことによって、その地域が大都市部に比べて不利になり、地域間格差が拡大しかねない。
Rを使って素数な日付を探す 「2017年12月19日」を20171219にするなど、年月日をまとめて1つの整数にしたときに、その整数が素数となるような日付を探す方法について、プログラミング言語のRを使った事例を通じて説明する。
統計の力で因果を見つけ出す:『岩波データサイエンス Vol. 3』のレビュー 「因果推論」を特集している『岩波データサイエンス Vol. 3』の紹介。データから因果関係を見つけ出したいときに役立つ内容が載っている。
言葉にだってナンプレにだってデータの科学がある:『岩波データサイエンス Vol. 2』のレビュー 「統計的自然言語処理」と「ナンプレと魔方陣」を特集している『岩波データサイエンス Vol. 2』の紹介。