ATOKのリフレッシュナビ
日本語入力システムのATOK 2016(Windows 版)の新機能に、リフレッシュナビというものがある [1] 。これは、キー入力の状況などから、ユーザの疲労状況を推測し、適宜休憩を促すというものだ。
この機能により、疲労感などの情報が以下のような画面で表示される。
また、長時間入力を続けていると、ATOKのリフレッシュナビが、以下のように休憩を促すメッセージを出す。
実際の使用感
最初、私はこの機能が日本語入力とはあまり関係のない単なるお節介のような機能だと思っていた。だが、使っているうちに、意外と便利な機能であると感じるようになった。休憩を促すメッセージが出てくるタイミングがとても具合が良いのである。
文章を書くことに集中していると、休憩のタイミングをうまく入れられないことがある。適宜休憩を入れた方が、全体としての効率は良くなるのだろうが、集中していると休憩するという発想がどうしても抜け落ちる。休憩の時間をあらかじめ決めておくという手もあるのだろうが、そうすると、休憩の時間までいつかということが気になって、文章を書くことに集中できない。
ATOKのリフレッシュナビがあれば、文章を書く人自身が気をつかわなくて済む。リフレッシュナビの休憩を促すメッセージが、休むためのきっかけになる。メッセージが出たら、PCから離れて、お茶を飲んだりストレッチをしたりする。そうやって、身体を休めたあとに続きを書いた方が結局は効率が良くなる。
そんなわけで、自分が文章をPCで書くときの経験からすると、ATOKのリフレッシュナビは結構便利である。
ちなみに、ATOKを使って日本語入力している状態でなくとも、入力数はカウントされているようで、しっかり休まないと、休憩を促すメッセージが出てくる。
脚注
- Mac版のATOK 2016にはこの機能がない。 [↩]