竜・龍・辰が使われている地名地図

概要
「竜」・「龍」・「辰」という漢字が使われている地名を日本地図上に表したものを紹介。この地図をR言語で作成する方法も紹介。

はじめに

「竜」・「龍」・「辰」を含む地名を日本地図上にプロットしたもの。
「竜」・「龍」・「辰」を含む地名を日本地図上にプロットしたもの。

2024年は辰年だ。ところで、長野県には「野町」、茨城県には「ケ崎市」と、「辰」や「龍」が用いられている地名は日本各地にある。私の調べでは、2024年1月現在、「」・「」・「」という漢字が用いられている市区町村名は8つある [1] 。このほか、大字おおあざ小字こあざレベルだともっとたくさんある。

ということで、「」・「」・「」という漢字を使った地名が日本のどこにあるのか調べて地図にしてみた。具体的にいうと、これらの漢字を使った市区町村、大字、小字を日本地図上にプロットしてみた。

なお、以下に leaflet を用いたインタラクティブな地図も用意した。

こちらの地図は、自在に拡大できるし、具体的な地名を表示することもできる。

使用したデータ

地名とその緯度・経度のリスト

このような地図を作成するのに必要なのが、日本全国の地名とその緯度・経度のリストである。

まず、市区町村名とその緯度・経度に関するデータは、以下のものを利用した。

アマノ技研のデータには、市区町村名とその緯度・経度の情報は入っているものの、それがどの都道府県に所属しているかの情報がない。また、町村がどの郡に属しているかの情報も無い。このため、都道府県名と郡名の情報が入った郵便住所.jpのデータと組み合わせた。

大字・小字レベルの地名とその緯度・経度に関するデータは、以下のものを利用した。

地図データ

また、地名をプロットする先となる地図のデータも必要である。静的な地図を作成するに当たって、以下のものを日本地図のデータとして用いた。

leaflet を用いたインタラクティブな地図の方では、以下の国土地理院のAPIを用いている。

地図の作成

地図の作成には、R言語を用いた。静的な地図を作成するに当たっては、ggplot2 パッケージを使用した。また、インタラクティブな地図を作成するに当たっては、ggplot2 パッケージを使用した。

具体的なスクリプトは以下の場所に置いてあるので、適宜参考にしていただければと思う。

「竜」・「龍」・「辰」の地名リスト

参考として、「竜」・「龍」・「辰」の地名リストと、拡大した地図を置いておく。

北日本の「竜」・「龍」・「辰」を用いた地名。
北日本の「竜」・「龍」・「辰」を用いた地名。
東日本の「竜」・「龍」・「辰」を用いた地名。
東日本の「竜」・「龍」・「辰」を用いた地名。
西日本の「竜」・「龍」・「辰」を用いた地名。
西日本の「竜」・「龍」・「辰」を用いた地名。
脚注
  1. 北海道雨竜郡雨町、北海道雨竜郡北町、茨城県ケ崎市、長野県上伊那郡野町、長野県下伊那郡天村、静岡県浜松市天区、滋賀県蒲生郡王町、鹿児島県大島郡郷町。 []