2017年の統計関係のアドベントカレンダー

概要
2017年のアドベントカレンダー(クリスマスまでに同じテーマで記事を1日1つずつ書いていく企画)で、R言語をはじめとする統計処理ソフトウェアや機械学習などに関わるものを紹介する。

アドベントカレンダーとは

アドベントカレンダーでは1日に1つ記事を書いていく。
アドベントカレンダーでは1日に1つ記事を書いていく。 [1]

本来、アドベントカレンダー (advent calendar) は、12月の初めからクリスマスまでの一日一日を数えるためのカレンダーのことを指す。これにちなんで、クリスマスに向けて何らかのテーマを設定して記事を1つずつ書いていくことがあり、これもまたアドベントカレンダーと呼ばれる。一般的には、12月1日から25日まで1日1つずつ記事を書いていく。日によって別の人が記事を書くことが多いが、1人が複数日分の記事を書くこともあるし、1人で25日分全部の記事を書くこともある。

この記事では、1つずつ記事を書いていくアドベントカレンダーについて、2017年に日本語で書かれた統計に関する内容のものを紹介していこうと思う。

統計処理ソフトウェア関係

R Advent Calendar 2017

まずは、統計分析で非常に良く使われる R言語 に関するアドベントカレンダーを紹介していこう。個人的に気になった記事としては、以下のものがある。

RStudio Advent Calendar 2017

R言語のために作られた統合開発環境 RStudio に関するアドベントカレンダーである。個人的に気になった記事としては、以下のものがある。

R Shiny Advent Calendar 2017

Rを使って簡単にWebアプリを作れる Shiny に関するアドベントカレンダーである。Np-Ur (@Np_Ur_) さんがほとんどの記事を書いている。

24日目の「Shiny100本ノック!RユーザーのためのTips集」という記事が Shiny に関する良いまとめになっているので、興味がある人はこれから読んでみるのが良いと思う。

Excel VBA Advent Calendar 2017

Excel VBA はそもそも統計分析に使えるようなものではないという指摘もあるだろうが、実際に統計分析に使っている人もいるので、紹介しておこうと思う。個人的に気になった記事としては以下のものがあった。

Jupyter Advent Calendar 2017

Jupyter は統計分析のためだけに作られたソフトウェアというわけではないのだが、最近は Python でのデータ分析ライブラリ pandas などと組み合わせて使うことが多いようだ。また、R言語と組み合わせて使う人も少なくないようだ。よって、ここで紹介しておきたいと思う。

Jupyter Advent Calendar 2017 にも、統計分析と関連する事例が色々と載っている。例えば、以下のような記事がある。

その他の統計処理ソフトウェア

機械学習関係

機械学習に関するものは2016年以前よりかなり増えた気がする。まず、機械学習そのものをテーマにしたアドベントカレンダーを紹介しよう。

このほか、機械学習を主要なテーマとしていないアドベントカレンダーでも、機械学習について扱った記事が多く見られた。例えば、以下のような記事がある。

数学関係

「数学とコンピュータ」と題する Advent Calendar 2017 が2つあり、統計に関係しそうな記事がいくつか載っている。

統計に関係しそうな記事を以下に挙げる。

機械学習と数学

このほか、あまりうまっていないが、機械学習と数学 Advent Calendar 2017 というアドベントカレンダーがある。

また、機械学習初心者向け数学チュートリアル by Team AI Advent Calendar 2017 というアドベントカレンダーもあり、『Pythonからはじめる数学入門』という本の読書記録や『ゼロから作るDeep Learning』という本の解説が載っている。ただ、これもあまりうまっていない。

その他

脚注
  1. Pixabayより JuralMin 氏のパブリックドメイン画像を使用。 []
  2. 整然データ (tidy data) については、「整然データとは何か」という記事を参照のこと。 []