「二度づけ禁止」は英語で何と言うか

概要
英語で「二度づけ禁止」は“No double dipping”という。

「二度づけ禁止」とは

大阪のくしカツ屋などでは、食べかけの串カツにソースをつけることを禁止しているそうだ。このことを「二度づけ禁止」と言う。串カツを食べる前に一度ソースを付けるわけだから、食べかけの状況でさらにソースをつけることが「二度づけ」になるわけだ。

英語で何と言うか

さて、この「二度づけ禁止」は英語で何と言うのだろうか。その答えは、“No double dipping”である。

ここで、“dip”とはモノをひたすことを指す。そして、“double dipping”で「二度づけ」という意味になる。

英語圏の国にはあまり串カツ屋はないだろうが、クラッカーやトルティーヤ・チップスに、クリームチーズサルサをつけて食べることがある。そして、食べかけのクラッカーなどをクリームチーズなどにつけることを禁止するために、“No double dipping”という表現を使うのである。

ちなみに、こうやって食べるときにつけるクリームチーズやサルサのことも“dip”(ディップ)と呼ぶ。また、フライドポテトを食べるときにつけるケチャップなんかも“dip”と呼ぶことがある。先に挙げた「ひたす」という意味の“dip”は動詞なのだが、クリームチーズやサルサのように調味料としてつけるものの意味の“dip”は名詞である。

パンをディップにつける例。
パンをディップにつける例 [1]

話は変わるが、YouTubeに、“NO DOUBLE DIPPING! Kushikatsu in Osaka”というタイトルの動画があった。この動画は、大阪の「串かつだるま」での食事について英語で説明している。この動画のタイトルに含まれる“No double dipping”はまさしく串カツ屋における「二度づけ禁止」を表しているのだ。

脚注
  1. Pixabayよりepicantus氏によるパブリックドメイン画像を使用。 []