Rのバージョン3.1.0がリリース

概要
統計処理言語の R のバージョン3.1.0が、2014年4月10日に公開された。この新リリースでの主な変更点について解説する。

バージョン3.1.0のリリース

2014年4月10日、R のバージョン3.1.0がリリースされた。コードネームは Spring Dance(春の踊り)である。バージョン3.0.0がリリースされたのは、2013年4月3日なので、およそ1年を経てマイナーバージョンアップが行われたことになる [1]

Rのバージョン3.1.0のコードネームは Spring Dance(春の踊り)である。
Rのバージョン3.1.0のコードネームは Spring Dance(春の踊り)である。 [2]

バージョン3.1.0での変更点の詳細は、Rアナウンスメーリングリストでのバージョン3.1.0リリースの通知R 3.1.0 is released、英語)を参照されたい。

バージョン3.1.0での主な変更点

以下で、バージョン3.1.0での変更点のうち、重要だと思われる点をいくつか紹介しよう。

入力とそれに続く処理

出力

pdf("example.pdf", family="ArialMT")
plot(dnorm, -4, 4, main="Normal Distribution")
dev.off()

より大量のデータに対応

計算がより正確に

脚注
  1. なお、バージョン3.0.0と3.1.0との間に3回のリビジョンが行われている。すなわち、2013年5月16日にバージョン3.0.1が、9月25日にバージョン3.0.2が、2014年3月6日にバージョン3.0.3がそれぞれリリースされている。 []
  2. Pixabay にて公開されている Stefan Schweihofer (stux)氏の手によるパブリックドメインの画像を利用。 []
  3. ベッセル函数など。 []